2009年12月04日

さよなら「学習」「科学」

・学研の「学習」と「科学」が休刊
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/03/news057.html

まぁ、引用タイトルの通りで。
昔は「学研のおばちゃん♪」などとTVでCMなども打っていた(←若い人にわかるかなぁ(汗))「学習」と「科学」。うちでも購読していた。ただし「科学」だけ。「学習」は付録に乏しく興味を惹かなかったし、内容も文系的で退屈だったので取っていなかった。もうその頃から理系志向だったとも言えるし、単にオモチャが欲しかっただけとも言える(苦笑)。

実は、うちのお隣(と言っても50mは楽に離れている)の農家が取次をやっていて、(親の)付き合い上何かしら取らなくちゃいけないという「大人の事情」で購読していた(俺もその事はその当時から理解していた)。うちのような片田舎の村社会ではよく見られた現象…らしい。
そんな事情とは別に、俺自身は毎月来る「オモチャ」を堪能していた(笑)。「おまけ」の本誌や「本命」の付録の内容も含め、もうあまり細かいことは覚えていないけれども。

一つだけ鮮明に覚えているのは、4年だか5年だか、その辺りで付録で付いてきたカメラ。
無限遠レンズで露出調整もなくあるのはシャッターだけ、そのシャッターも環境光に合わせて開く時間を自分で調整し、しかもフィルムではなく印画紙に直接焼き付けるタイプの、正にカメラの原理そのままの代物だったが、原理そのままだけに、きちんと暗所にて現像・定着液で仕上げる、ある意味「本格的」なものだった。まぁ、モノクロだったけど。
(!そうそう、思い出した。シャッターなんかなかったよ、あるのはレンズキャップだけだ!これでレンズを開閉することでシャッター代わりにしてたんだ!)

これにはちょっとハマった。被写体は身の回りの何でもない物ばかり(短くても数秒間はシャッターを開ける必要があったので、人物など動くものの撮影はしなかった)だが、自分の狙った物が「見たままの状態で紙に残せる」事に激しく興味を惹かれたのだ。
押入を臨時の暗室とし、懐中電灯に赤いセロファンを被せて赤色灯の代用にして(印画紙は赤い光に反応しないため、これで暗室内の明かりを採った訳)、撮っては現像した。シャッター開度の問題でぶれた写真を大量生産したが、鮮明に写った写真がたまに出現することに達成感を覚えたものだ。
確かこの付録は、記憶違いでなければ、お金を出せば補充の印画紙と現像・定着液を売ってくれた。それで追加購入してしばらく楽しんだはずだと思った。
それでも俺は写真の方に進まなかったけど。デジタル全盛の今と違って当時は趣味の写真でもかなりな財力が必要だったし、そもそもが技術的興味=機械いじりの延長であって被写体にはあまり興味がなかったからね。

とまぁ、そんな思い出を残してくれた「科学」な訳だが、今の時代では難しいんだろうな。生まれる前からデジカメとPCがあって、物心つけば写真などいくらでも何とでもなる時代。その今、前述のような物を持ち出してきたって子供は興味を示さないって。
…と思って今ちょっと学研のサイトを見てきたら、5年の科学の付録としてカメラがあるじゃないの(汗)。まぁ、俺らの頃とは若干モノが違うようだけど、レベルとしてはほとんど変わっていない。…はぁ…。

まぁ何というか、引用記事にある「少子化の影響」ばかりではない気もかなりするが、休刊(事実上廃刊)もやむを得ないんじゃないかなぁ。時代だよ、時代。

ともあれ、幼い日の思い出と共に…さよなら、学研のおばちゃん。

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posted by 環螢 at 20:49 | TrackBack(0) | 雑記