2010年03月03日

外堀も埋まってきたFDD。

・【CeBIT 2010レポート】AMDマザー&ビデオカード編】展示中のAMD 890/880搭載マザーボードを一挙紹介
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20100303_352378.html

AMDユーザーにとって待望の?AMD8シリーズチップセット(というかSB850)搭載M/Bが、いよいよお目見えし始めた。
既にレビューも出始めているが、まだ安定はしていないようだ。が、懸案事項であるSATA廻りの性能は先代のSB750を上回る片鱗を見せていて、まぁ期待は持てるかも知れない。

さて。ここで新たな?懸念が。
記事中の写真を見る限りだが、AMD8シリーズ搭載M/Bのほとんどが、FDD端子を備えていない。掲載の全26機種中、明確にFDD端子があると確認出来るのは、
・GIGABYTE「GA-890GPA-UD3H」(AMD890GX+SB850)
・Jetway「HA09」(同)
のみ。
多分FDD端子なんじゃないかなと推測される端子があるのも、
・MSI「880GMA-E45」(AMD880G+SB850)
だけで、合計で3機種のみ。
(中には(SB8x0がサポートしている)PATA端子すら省略されているものもあるが、こちらは必要なら増設カードで何とかなるのでそれほど問題ではない。そもそもIntelのチップセットではサポートすらされていないしね。)
※追記:よく見ると、PATAはJMicronのチップ(JMB361)で追加されているようだ。AMD発表のブロック図では、SB8x0はPATAをサポートするように書かれているが、実際は非サポートらしい。
※追記2:しかし、IT mediaのこの記事には、「Parallel ATAの制御はSB850に依存するため、JMB361はバックパネルのeSATAを制御しているとみられる」ともある。JMB361はSATAとPATAを各1基提供するチップだが、IntelのチップセットがPATAをサポートしない事からIntel系M/Bの事実上の標準として大量採用されているため、わざわざSATAのみのJMB360を使わずに敢えてこちらを載み、Intel系と部品を共通化する事によってコストを下げたとも考えられる。
実際のところは各M/Bのブロック図を見るまで何とも言えない。まぁ、PC Watchのこの記事写真を見る限り、JMB361などなくともSB850のみでPATAは提供されそうだが。

これらも含めほぼ全ての機種で、主にPS/2キーボードをサポートするためにスーパーI/Oチップが搭載されているのが確認出来る。
FDDはスーパーI/Oチップがサポートするので、これがあればFDD端子の搭載は(しようと思えば)問題なく出来る訳で、それでも端子がないという事は、もはやレガシーFDDのサポートは不要あるいは無意味とM/Bベンダーが考えているという事だ。

(USB接続ではないレガシーな)FDDに関しては、拡張カードでの増設は事実上不可能だ。FDD増設カードは、主に工業向けのISAスロット用のものが僅かにあるだけで、PnPにも対応しない。事実上ないものと考えるべきだ。
よって、M/Bがサポートしなくなれば、一般的にはレガシーFDDは搭載不能になる。
(もしかしたらUSBなり何なりに変換するアダプタとかが出てくるかも知れないが、出来そうな気はするものの現実的に可能なのかどうか(というよりそんな既製品の変換LSIがあるのかどうか←わざわざ新規開発はしないだろう)よくわからないが。)

以前のエントリーで、FDD生産終了の動きについての話をしたが、もしかしたら今回の新型M/Bのこの傾向は、その動向を見ての設計なのかもしれない。

「メーカーの生産終了」という「内堀」と、「M/BのFDD非サポート化」という「外堀」。両方が急速に埋められつつある今、FDDは消滅に向かってどんどん加速度を増していると感じる。

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posted by 環螢 at 17:53 | TrackBack(0) | PC関連