2010年07月14日

Win2kサポート終了の影で。

前々からアナウンスされていた事ではあるが、本日7/14をもってWindows2000(Windows NT5.0)のサポート期間が終了する(終了したと言った方がいいか?)。永らく現役OSだった2kもとうとうMSによって引導を渡されたって訳だ。

その影で、同時にひっそりと「終焉」を迎えたものがある。NECのPC-9800シリーズだ。
何?そんなものとっくに終わってただろうって?確かに現行商品としては終わってたさ、とっくの昔にな。でも、最新PCのような高性能を求めさえしなければ、PC-9800シリーズはまだまだ「パワーユーザではない一般ユーザーでも道具として何とか使える」存在だった(実際にはパワーユーザーでないと少々無理があったのだが)。

その原動力は、シリーズ終焉の直前に発売されたPC-98用Win2kだ。もちろんアプリもパーツも周辺機器もPC-98での使用を保証しなかったが、Win2kの高度な抽象化のお陰でかなりの製品がPC-98で問題なく使えていた。
そしてMS(とその影のNEC)によって、PC-98用Win2kもAT系のそれと同等にサポート・メンテナンスされてきた。だから、少なくとも既知のセキュリティ問題に関しては今日までフォローされ続けてきた。
これらの事が、PC-98を第一線あるいは第二線、いや第三線とかもっと後ろかも知れないが、ともかくその能力に見合った現役で使用し続ける事を可能にしていた。
PC-98自体は1997年で事実上の開発停止になっていた。それを思うと、Win2kのお陰で実に13年間も「使える道具」であり続けた訳だ。

そのWin2kがここで終わった。その事によって、それに支えられていたPC-98も、少なくともネットユースのWindowsマシンとしては使えなくなった、という訳だ。
無論、2kのサポートがなくなったからと言って直ちに「機械的に使えなくなった」訳ではない。表面的には何も変わらない。しかし今後はセキュリティホールが見つかっても修正されない。AT系なら上位のOSにアップデートすればそれで済むが、これ以上上位のOSがないPC-98ではお手上げだ。

もちろん、それはWindowsに限定した場合の話だ。UNIX系のOSには暗いのでよくわからないが、もしかしたらLinuxとかBSDならまだ何とかなるのかも知れない。が、いずれにしても一般的でない事は否めない。まぁ、今敢えてPC-98を使う猛者にはその程度のスキルはあるのかも知れないが。

という訳で、一般的なPC-98の今後としては、基本的にはインターネットからは切り離されスタンドアローンもしくは閉じたネットワークの中で、PC-98でなければ困るMS-DOSなどの過去のアプリ遺産を実行する環境として限定され、辛うじて残されていく事になるだろう。実際は既にそうなってはいたが、さらに範囲が限定されていくのは確実だ。そしてそれも需要としてはどんどん縮小していく事だろう。
全盛期を知る人間には寂しい話だが、時代は流れていくという事なのだろうな。

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posted by 環螢 at 20:30 | TrackBack(0) | PC関連