2010年08月02日

[F1]ハンガリーGP決勝。

もうね、本当に手短に。

この週末はF1ハンガリーGPだった。しかしすっかり忘れててFPは全部見逃した。辛うじて予選のCS中継開始5分前(誇張ではない)に気づき、予選と決勝は観た。

正直な話、俺はハンガロリンクは好きではない。今回ウェバーが事前に「スタートから300m(で全て決まってしまう)レース」と発言していた事からもわかる通り、狭くてツイスティで抜きどころがない、一度走り出してしまえば延々と「パレードラップ」が続きがちな、退屈なコース。
今回忘れかけていたのもそのせいかも知れない。
しかし、稀にとんでもない事が起こるのもこのコースであり、迂闊に無視も出来ないのも事実ではある。

決勝を一言で言えば、「相変わらずマシンだけ速いがチームとしてはお粗末なレッドブル」という事。1-3フィニッシュは上出来ではない。あのマシンなら1-2が当然で、それが出来ないのはチーム力がないからだ。
マクラーレンは本当にパッとしなかった。ハミルトンがギアボックストラブルでリタイアするまで4位を走っていたが、あれが今のマシンの120%だったんだろう。100%を超えて走ればトラブルだって起こる。8位フィニッシュのバトンの位置が相応なのだろう。
彼らはブロウン・ディフューザーを導入してから明らかにおかしくなった。マクラーレンの空力には合わないのかも知れない。これから次のベルギーまでは4週間の夏休みが入るが、その間の大部分は完全に休まなければならない。つまりコンピュータシミュレーションすら出来ないという事だ。
無論何らかの「抜け穴」を突いて開発をするだろうが、それはどこのチームも同じだし、出来る事は限られる。劇的な改善は期待出来ない。とはいえ、圧倒的な開発力を持つチームだけに、そんな中でどこまで挽回してくるか、逆に興味が持てる。

そのマクラーレン・バトンの8位がメルセデスエンジン勢3チーム6台の最上位であり、今回のメルセデスエンジンは事実上の全滅状態だった。メルセデスエンジンは最強と言われているが、実は案外そうではないのではないだろうか。
確かにピークパワーはトップだろう。しかしドライバビリティは明らかにルノーに負けている。だからこことかモナコとかの中低速コースでこうなってしまう。燃費だって実はそんなによさそうではない。フェラーリを含め、それぞれのエンジンに一長一短があるように思う。

で、「本家」のメルセデスGP…もう最悪のレースだった。ロズベルグの方はチームが悪いのでお気の毒と言うところだが、問題はミハエル。彼の走りははっきり危険だ。バリチェロへの幅寄せは、相手が熟達したベテランだったから事故にならなかったようなものだ。バリチェロが無線で激怒していたように、ミハエルはあの場で黒旗を振られるべきだった。次戦で10グリッド降格というペナルティもはっきり言って甘い。出場停止にしてもいいくらいだ。
ミハエルの危険走行は今季至るところで見られる。カナダGPでもクビサとマッサを壁に追いやろうとし、実際にマッサは壁の餌食になった。バトル関係になりやすいフォース・インディアの2台とは度々接触している。
彼の悪いところは、彼自身の弁とは裏腹に、バトルでラインを1台分残そうとしない事だ。これは本当に悪い癖で、自分がやられそうになると本能的に相手を「撃墜」してしまう。故意でないところが逆に質が悪い。デビュー時から全く変わらない悪癖だ。
「問題のシーン」はここの画像がわかりやすい。
http://www.gpupdate.net/ja/f1-news/240336/

さて可夢偉くんだ。
予選順位から考えれば上々の9位入賞だが、やはりスタートが全てと言っていい感じだった。あそこで大きくジャンプアップした事でその後に繋がった。どんな状況下からでも着実に結果を出す姿は本当に頼もしいし、彼自身の市場価値を考えても非常によい事だ。パーソナルスポンサーがいなくてもシートが得られるドライバーになりつつある。逆に言えば、それだけのドライバーにスポンサーが付かないのはどう考えてもおかしいんだが…。

むぅ、手短と言いながら長くなったな(汗)。

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posted by 環螢 at 18:19 | TrackBack(0) | F1その他レース関連