2009年11月06日

「化石」に関する備忘録。

俺が今でもお絵描きのメインにPhotoshop5.0という「化石」を使っていることは以前にも触れたと思う。7.0も入っているし一部は使ってもいる。CS3/4も所有だけはしている。
でも、それらから得られるメリットよりも、操作性低下のデメリットの方がずっと大きいのでこんな状態が続いている。7.0以降はブラシ類がとにかく使いにくいんだよ。ごてごてと拡張しやがって、シンプルが一番だっての。

そんな俺でも一つだけ5.0ではどうしても出来なくて7.0で行っている作業がある。それは紙媒体の印刷用CMYK原稿の最終ファイル作成だ。
と言うのも、5.0には印刷のスタンダードプロファイルである「Japan Color 2001」系ICCプロファイルが入っておらず、入れる方法も見つからなかったからだ。
同じく標準では入っていない7.0の場合、Adobeのサイトからプロファイルをダウンロードしてきて解凍し、Windowsの\system32\spool\drivers\colorフォルダに放り込んでやれば使えるようになる。
ので、CMYK原稿はとりあえず5.0でギリギリまで作業し、最後の詰めで7.0に持っていってプロファイル変換し、調整を加えて完成させていた。
ところがだ。今日、ひょんな事からあっさりと(5.0でJapan Color 2001を使う)解決方法が見つかってしまった。

5.0は、「化石」と表現した通り古いアプリだ。対応OSはWindows9x系とWindowsNT4.0系。Win2kはまだ存在しなかった時代の代物だ。まずそこが一つの盲点だった。
Win2k/XPは、NT系のOSだ。2kからカラーマネージメント周りが変化したため、2kで新設された前述のフォルダにICCプロファイルを放り込んだところで、2kを知らない5.0が認識してくれるはずがない。5.0でICCプロファイルを認識させるためには、NT4.0の盲腸である\system32\COLORフォルダに放り込まなければダメだ。

もう一つの問題は、ICCプロファイルの形式だ。5.0が認識するICCプロファイルは拡張子が「.icm」のものに限定される。ところが、Adobeが提供するものは新型?の「.icc」ファイル。つまりそのままでは利用出来ない。
ここで手詰まりと思っていたんだが、もしかしたら7.0から「.icm」形式で書き出せないだろうか?と思いついた。そうすれば、それが使える可能性がある。果たして書き出し出来た。前述の盲腸フォルダに放り込んで実験してみると…成功!
とりあえずこれで5.0でも印刷原稿が作成出来る。

と、話はこれで終わらなかったりする。
よく見ると、7.0が吐き出した.icmファイルと、Adobeから落としてきた.iccファイルのサイズが同一なんだな。という事は…という訳で、Adobeの.iccファイルを.icmにリネームして盲腸フォルダに放り込み、7.0が吐いたファイルを消してみた。…そのまま動きやんの(汗)。
つまりだ。「リネームして盲腸に放り込む」、ただそれだけの事だったのだ。そうならそうとマニュアルに書いといてくれ。その辺のとこ何にも書いてないんだよ、Photoshopのマニュアルって。
(実はネットでも散々調べ続けてきたんだが、さすがに「化石」、全然ヒットしない。してもMacの情報ばかりで役に立たなかった。)

よくよく調べてみると、.icm形式のプロファイルはMSの独自規格で、その後ICC(International Color Consortium)というMSも参加している標準化団体が出来て、そこが作った形式が.icc形式。で、これがWinのAPIからは.icm形式と同様に扱えるのでこうなったって感じみたい。
わかってしまえば何の事はないが、これまでの苦労は一体…と考えると脱力…。

話にはまだ続きがある。
そうやって辿り着いた5.0のカラープロファイル適用だが、これによってこれまで使ってきたカラーパレットが色化けしてしまった。単に表示の問題ではなく、数値まで変わっている。その上、元の設定に戻してみても元に戻ってくれない(汗)。
しかも複雑な事に、同じカラーパレットを7.0に読ませてみると、これまた数値ごと色が違う。7.0には元からJapan Color 2001プロファイルが適用してあるので、同じプロファイルのはずなのに何でこういう事になるんだか…???

…さぁて、今後どうしたもんかなぁ…。

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posted by 環螢 at 23:55 | PC関連