2010年11月15日

[F1]最終戦・アブダビGP決勝。

という訳でごくごく簡単にね。

まずはベッテルくんワールドチャンピオンおめでとう。まだまだ荒削りではあるけれど、今一番速いドライバーである事は疑う余地はないし、韓国GPでのノーポイントから這い上がって来た辺り、精神力も上がってきている。
トップドライバー、そしてチャンピオンドライバーとしての貫禄はこれからだとは思うけど、彼はまだ若い(何たって史上最年少チャンプだし)。来期以降も期待している。

で、レースの話だけど。
CSの解説陣が言っていた通り、「守るものがなく積極的に攻めた者が上がり、守るものがあって安全策を採った者が下がった」、そんなレースだった。
表彰台の3人はいずれもドライバーズチャンピオンシップ獲得の可能性が低いかないかのいずれかで、失うものが少なくガンガン攻めた面子が占めた。これがレースだと久々に思った。

ただ、例えば2-3で締めたマクラーレンの2人に「守るもの」がなかったのかと言えばそんな事もなかったのは事実だ。マクラーレンには、最低限の死守ラインとして「コンストラクターズ2位」があった。フェラーリの成績如何では3位転落の危険性が残っていたのだ。ハミルトンにはまだドライバーズタイトルの可能性があったが、本人が「奇跡」と言い切ってしまうような状態で、どちらかと言えば重要度はコンストラクターズの順位のほうが高かったとすら言える。
しかし今回のマクラーレンには、辛うじてでもレッドブルと渡り合い、どん欲に前を狙っていけるだけの競争力があった。その事がポジティブに働いたのだろう。

一方勝利したベッテルには、少なくともコンストラクターズの順位を気にする必要は全くなかった(前戦でレッドブルはコンストラクターズタイトルを決めているから)。自分の事だけ、とにかく勝つ事だけを考えればよかったし、そうするしかなかった。
その辺の微妙な心理の差がこの結果になったのでは、と思える。

アロンソとウェバーについては語る必要はないだろう。守りに入って悪循環に陥った、それだけだ。

※そうそう、アロンソについて。レースでは終始(ペースが遅い)ルノー・ペトロフの後ろを走る事になって、チェッカー後にペトロフに対して怒りの手を挙げていたが、あれは非常に頂けない行動だ。アロンソはペトロフに「ブロック」されていた訳ではない。あくまで同一周回で「バトル」をしていたのだ
いくらアロンソのほうがペースが速いからと言って、正当なバトルでオーバーテイク出来なかった相手に対して抗議の手を挙げるなど以ての外だ。これが2度のチャンピオンドライバーがする事なのだろうか?
「事が上手く運ばないと行動がおかしくなる」アロンソの悪い癖は残念ながら健在である事を国際映像は全世界に向けて配信した事になる。情けない話だ。

さて可夢偉くん。
んー、不発だったなぁ。色々と不運も重なったようだし、何よりザウバーのマシンのストレートスピードの遅さは如何ともしがたかったよね。でもハイドフェルドは入賞一歩手前の11位だったのを見てしまうと悔しいね。
まぁ、ポイントは取れなかったけど14位でもきちっと完走で終われた事を前向きに見ようじゃないか。

今シーズンのF1はこれで終わり。ただすぐに来季に向けたテストが始まる。特に今年はブリヂストンがこれでF1活動を終了し、ピレリがそれに代わるため、その分のテストがある。16/17日がブリヂストン最後の走行となるルーキーテスト、19/20日がピレリタイヤ初走行となるタイヤテストだ。
そう、来シーズンはもう始まっているのだ。
来シーズンは、暫定カレンダー通りに行ったなら年間20戦という前代未聞のとんでもない無茶なレース数となる過酷なシーズンだ。レギュレーションも変わりタイヤも変わる。今シーズンの結果は当てにならない。そう、今シーズンがそうだったようにね。

最後に、ブリヂストンについて。
14年間のサプライヤー期間を大過なく安定して高品質なタイヤを供給し続けて、その任を勤め上げた事は、会社にとっても日本にとっても大きな財産だと思う。本当にお疲れさま。そしてありがとう。

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posted by 環螢 at 23:37 | TrackBack(0) | F1その他レース関連
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